NHKクローズアップ現代「腰痛 2800万人時代」2013年7月2日放送
NHKのクローズアップ現代「腰痛 2800万人時代」2013年7月2日放送
昨年の日本整形外科学会と日本腰痛学会の発表に引き続き、今回も我々の長年の主張が肯定されるような放送内容でしたので、大変嬉しく思います。
今回、日本整形外科学会や関係学会が発表したとおり、全国の腰痛患者2800万人中8割が原因不明という結果が出ております。
画像による診断を行っても、85%が原因を特定できないとのこと。
こうした中、日本整形外科学会など関係学会はこれまでの腰痛治療の常識を覆す「治療ガイドライン」を発表した。
「特定できない痛みの原因は腰以外にあることもわかってきた。」と言っておりますが、
これに関しては、当学会(JBM人体の法則学会)でも長年言い続けてきた
「患部に原因は無し!」
という考え方にピッタリ一致する部分ですので、やっと理解してもらえる時が来たのではないかと、大変嬉しく感じているところです。
紺野教授によると、「腰痛の原因はストレスによる脳の機能の変化にある!」といいますが、
これに関しては、当学会の「脳科学」の部分に類似するところではありますが、完全一致ではありません。
「①人は腰に刺激を感じると、痛みの信号が背中の神経を通って脳に伝わります。通常脳の即坐核という部位が痛みを抑える物質を出すことで必要以上の痛みを感じずにすむようになっています。②しかし即坐核はストレスを受けると機能が変化します。痛みを抑える物質が少なくなり、わずかな刺激も痛みとして感じるようになってしまうのです。」
とのいう内容の解説がありますが、
①については、そうかもしれませんが、②については、これでは解説不足で内容が理解しづらい部分があります。
腰痛は、腰に刺激を受けなくても起こります。
痛みが出るのは腰に限りません。
他の部分にも痛みだけでなく可動制限や痺れや腫れが起こることもあります。
筋肉疲労や打撲が無くてもです。
その原因は、紺野教授が言われる「腰痛の原因はストレスによる脳の機能の変化にある!」とう部分が、当学会の考え方と近いかもしれません。
人の身体は脳によって全てが支配されております。
要するに「原因不明の腰痛の原因は、ストレスによる脳の反応」です!
日本整形外科学会や関係学会からの今後の研究発表が期待されるところであります。
a:1948 t:1 y:0