腰痛ぎっくり腰坐骨神経痛
腰痛でお悩みの方
腰痛の場合、みなさん(お医者様も)腰の筋肉の使いすぎだと思われているかもしれませんが、じつはそうでもないんです。
確かに重いものを持つ仕事をされている方や、重いバーベルなどを持ってトレーニングしている方の場合は、腰の筋肉を疲労させてしまうので、それで腰痛は起こるかもしれません。
しかし、その様に腰の筋肉を酷使している方ばかりが腰痛になるわけではありませんよね。
デスクワークの様な座り仕事の方でも腰痛になります。
特に重いものは持たない仕事でも、一日中立ちっぱなしの様な職種だと腰痛になります。
仕事をすでに引退されて、特に身体を疲労させる様なことはやっていない様なご高齢の方でも、何故か急に腰痛が起こってしまい、歩けないほどの痛みが出てしまうこともあります。
この様なことから考えても、腰の筋肉を疲労させる様なことをやっていなくても、腰痛は起こってしまうのです。
精神的なストレスによっても腰痛は起こります。
「え~っ!精神的ストレスから腰痛が起こるの?」って思われる方が多いかも知れませんが、実はストレス性の患者さんの方が多いんです。
「何をもってストレス性と判断するのか?」と疑問を持たれるかも知れませんが、それは肉体的施術(手技)とストレス治療の両方が出来る先生であれば、「ストレス性」または「筋肉の疲労性」と判断するのは簡単です。
筋肉疲労の問題であれば、患部に影響している全身5~7ヶ所にある連動部位の筋肉異常を改善してあげるだけで、患部の痛みはその場で消失してしまいます。
しかし、ストレスが原因であれば、連動部位に異常は無く、肉体的施術では痛みに変化は起こりません。
この場合、ストレス除去をすることによって痛みは消失します。
この様な施術結果から、ストレスかどうかという判断が出来るわけです。
ストレスによる腰痛の場合、どこに行っても治らない、何年経っても治らない、というような、慢性腰痛という現象が起きてしまいます。
もちろんこれも改善可能ですが、性格的にストレスを溜めやすい人、心のダメージを受けやすい人、頑なにこちらの話しを聞き入れない人、改善策を受け入れない人、など様々ですので、こちら側(術者)としては、原因が分かっていても、なかなか治させえてくれない患者さんがおられるもの事実です。
素直に話しを聞いて実行していただける方であれば、慢性的な腰痛であったとしても、即効的に改善可能です。
特に疲労する様なことは何もしていなくても腰痛は起こります。
例えば、中高年の方で、いつもどおりの日常生活しかしていないし、怪我をする様なこともしていないのに、急に腰が痛くて伸びなくなってしまうこともまります。
それで、病院で診てもらうと「ヘルニアですよ!」とか「腰の骨の圧迫骨折ですよ!」「出来るだけ安静にしていてください!」なんて言われて、ずっと家で安静にしているのに全然治る気配が無い。
一人ではトイレに行くことも出来ずに、付きっ切りの介護が必要。
なんていうケースもあります。
しかし、骨や筋肉にダメージを受けてしまう様なことは何もしていないのに急に「ヘルニア」とか「圧迫骨折」なんて起こるでしょうか?
本当に「ヘルニア」とか「圧迫骨折」が原因で腰痛が出てしまったのであれば、それが改善されるまで、何をやっても腰の痛みは消えることはないでしょう。
しかし、JBMでは「ヘルニアや圧迫骨折は腰痛と関係ない!」というこれまでの改善結果が出ておりますので、そこらへんはまったく無視して、腰以外の原因部位と思われるポイントにアプローチしていき改善に導きます。
この様に、骨や筋肉にダメージを受けてしまう様なことは何もしていないのであれば(例えば転倒など)、ヘルニアや圧迫骨折という診断が出ても、あまり気にしなくても大丈夫です。
腰が痛くなる原因は他にあるはずです。
何もしていないのに急にヘルニアや圧迫骨折は起こりません。
検査の写真にヘルニアがあったとしても、骨のつぶれ(完全骨折やひびなどの亀裂の無い場合)があったとしても、それは前からあったもので、痛くなったその時に急になったものではありません。
腰痛の原因は他にありますので、原因となる問題を解決することが出来れば、腰痛は改善可能です。
重心の崩れからも腰痛は起こります。
あまり知られてないかも知れませんが、人間には重心というものがあって、何かの拍子にそれが崩れると腰痛が起こります。
重心はどの様に崩れるかというと、前方・後方・右方・左方・斜め前・斜め後など様々です。
重心が崩れると腰の筋肉に力が入らなくなってしまったり、前屈をしようとすると腰が抜けそうなあぶない状態になってしまうこともあります。
重心の崩れの原因は2パターンあります。
一つは筋肉の硬縮により前後左右のどちらかに上体が引っ張られてしまうタイプ。
もう一つは、身体の中の芯が狂うことによってバランスを失ってしまい、背中や腰の力も入りにくくなってしまう様なタイプです。
後者の芯の狂いが起こる原因は未だ分かっておりませんが、両者とも改善は容易です。
腰を揉んではいけない腰痛もあります。
腰痛治療に行くと、まずはガチガチになった腰を揉んで、なんとか柔らかくしようと努力してくれます。
しかし、一言で腰痛と言っても色々なパターンがありますので、それを理解せずに腰やその周辺を揉みほぐそうとしたら、逆に激痛が出てしまい立ち上がることが出来なくなってしまうケースもありますのでご注意ください。
それはヘルニアがあることを知らずに施術してしまったから?
ではありません。
基本的にヘルニアと痛みは関係ありませんので、そこが問題なのではなく、その腰痛の状態で、緩めてはいけない筋肉を緩めてしまうことにより、硬縮している筋肉(腰痛の原因)の硬縮の度合いが更に強く感じることになってしまうためです。
こうなってしまうと救急車を呼ばなくてはいけない状態になってしまいますのでご注意ください。
ある治療協会から送られてきたNEWSによると・・・
上の①の内容を理解した上で、②を読んでみると、非常に矛盾していることがよくわかります。
施術中に激痛が走るケースはありますが、それはヘルニアがあることを知らずにヘルニアの部分に触ってしまったからではありません。
②に書いてあるように、精密検査を受けなければ本人もその存在を知らないケースも多く見られるわけですから、腰痛の無い人をマッサージしてヘルニアが存在する部分を揉んだところで激痛が起こることはありません。
要するにヘルニアがあっても痛みが出るわけではなく、もともとヘルニアと痛みは関係が無いということになります。
③も大事なポイントです。
ここの説明では、椎間板が突き出てしまい、それが脊髄神経を圧迫するから腰痛が起こってしまう! とのことです。
まず③では「ヘルニアで神経が圧迫されて痛みが出る!」と言ってますが、
でも④では「過去にまったく腰痛の経験の無い人の中にもかなりの確立でヘルニア持ちが存在している!」ということを言っております。
要するに、ヘルニアがあるから痛いのではなく、他に痛みの原因があるから痛いのです!
ぎっくり腰でお悩みの方
ぎっくり腰は3つのパターンがあります。
①胴回りの筋肉の萎縮が原因で、腰の骨がギクッとズレてしまうタイプ
この場合「ギクッ!」と腰が鳴るのを感じられ、ギクッと鳴った直後から直立することが出来なくなってしまい激痛が起こり、腰が固まった状態になります。
ギクッと鳴った瞬間「やっちまった~~~っ!」って思った時はぎっくり腰です。
この場合、患部(腰)を揉んではいけません。
骨のズレは腰に起こりますが、そこは患部であって原因部位ではありません。
腰の筋肉はガチガチに硬結してしまいますが、それを緩めようと腰の筋肉を揉んでしまうと、余計に患部の筋肉の張りは強くなってしまい、立ち上がることも出来なくなってしまいます。
②時間をかけてジワジワ~っと固まってくるケースもあります。
このケースは、何かを持ち上げた時に急に痛くなるという場合と違って、徐々に痛みや張りが強くなってきて、最終的にはギクッとやってしまった時と同じ様に固まってしまい、背筋をまっすぐに出来ない状態になってしまいます。
この場合も①と同様に腰を揉んではいけませんのでご注意ください。
揉んでしまうと立ち上がるのが余計に困難になってしまいます。
③筋肉疲労や異常硬結が無いにもかかわらず・・・
①と②は肉体的疲労から起こりやすいケースですが、肉体疲労を起こす様な作業をしていなくてもぎっくり腰の状態になってしまうことがあります。
大抵の場合、胴回りに筋肉の硬さを確認することができますが、③の場合は、全身を触診しても筋肉の硬結や圧痛を確認することができません。
筋肉の硬結や圧痛が無いわけですから、それに対して施術を行っても、改善されるわけがありませんし、改善されるどころか、施術した後の方が立ち上がるのが困難になってしまうこともあります。
この様に、ぎっくり腰といっても色々なパターンがあるわけです。
JBMでは、そのパターン(痛みの出方、施術した時の患部の反応、ストレス治療をした時の患部の反応)によって、原因を特定することができますので、どのタイプのぎっくり腰であっても改善に導くことが可能です。
坐骨神経痛でお悩みの方
最後に坐骨神経痛についてです。
坐骨神経痛は2つのパターンがあります。
1つ目は臀部の深い部分の痛みで痺れを伴わないタイプ。
2つ目は臀部周辺の痛みと、足先にかけての痺れを伴うタイプです。
どちらのタイプも病院ではまずレントゲンやMRIなどで、骨には異常がないか? 脊柱間狭窄症はないか? 椎間板ヘルニアはないか? 神経にダメージはないか? などの検査が行われます。
そして、若干のヘルニアなどがあれば、「そこが原因で臀部に痛みや痺れが起こっている」と診断されてしまうことが多いようですが、JBMではこれまでの改善経験から見て、狭窄やヘルニアは坐骨神経痛とは関係ないと考えます。
他に原因があります!
① 臀部の深い部分の痛みで痺れを伴わないタイプ
坐骨神経痛は臀部の奥に痛みを感じます。
人によっては寝ても起きても座っていても、臀部の筋肉の奥の方に重苦しいいたみが続いてしまうこともあります。
痺れが出るタイプと出ないタイプがありますので、坐骨神経痛であれば症状が強くなってくれば全て痺れが出るというわけではありません。
理由は原因が違うからです。
痺れが無いタイプは治りは早いです。
と言っても、臀部に電気をかけたり、揉んだり、押したり、ストレッチさせたりしていても、楽に感じるのはその時だけで、その様な施術を繰り返しても完治することはありません。
施術するポイントは臀部ではありません。
痺れを伴わないタイプの坐骨神経痛は、JBMでは場合によっては2~3分で改善可能です。
② 臀部周辺の痛みと、足先にかけての痺れを伴うタイプ
痺れというのは、神経によるものと思われがちですが(それもあるかもしれませんが)、ほとんどの場合そうでもありません。
筋肉疲労や精神的ストレスなどにより筋肉や血管が萎縮し血液の通る道が圧迫されると、そこから先への血流が悪くなってしまいますので、患部が酸欠を起こし、痺れという症状が出てしまうのです。
正座すると足が痺れて感覚がおかしくなってしまいますよね。
そして立ち上がると一気に痺れが強くなって2~3分すると治まりますよね。
痺れはそれと同じと考えていただいて結構です。
例えば、腕の筋肉や血管が萎縮すると手に痺れが起こります。
首周りの筋肉や血管が萎縮すると頭や顔にまで痺れが起こります。
その様な場合、筋肉や血管を萎縮させている原因を特定し改善してあげることによって、痺れは治まってしまいますので、「神経がどうの、ヘルニアがどうの」っていうふうに考える必要はありません。
痺れは、単純な場合は患部周辺の硬結した筋肉を和らげるだけで治まってしまうこともありますが、あくまでもそれはただ単に筋肉疲労が原因で筋肉や血管が萎縮してしまっていただけのケースで、痺れの症状はそれでは改善できないケースの方が多いです。
筋肉疲労もないのに強い痺れがでることもあります。
この場合、筋肉を和らげる施術を行っても改善されません。
症状は、どんな体勢でも強い痛みと痺れが常にあります。
痛み止めの薬は効かず、絶えられない痛みのため神経ブロック注射をされる方もおりますが、効果があるのは注射が効いている間だけです。
この注射で改善されることはありません。
もし注射を繰り返すことによって改善傾向にあるとしたら、それは注射が効いているのではなく、他の部分での(坐骨神経痛の原因となる)問題が解決されつつあるはずです。
このタイプももちろん改善は可能ですが、①のタイプよりも時間がかかるケースが多いです。
改善にかかる時間は、症状の大きさとイコールではなく、患者さん個人によります。
坐骨神経痛に関しての解説はここまでとさせていただきますが、いつまでも治らず辛い思いをされている方は、是非一度ご来院ください。
坐骨神経痛に関しましては、メールやお電話でお話するよりも、ご来院いただいて直接お話していただいた方が早いと思います。
お待ちしております。
a:15128 t:1 y:0